集団力学(グループ・ダイナミクス)という言葉をご存知ですか?
このような学問があることを私は恥ずかしながら、最近知りました。
最近、恥ずかしながら大人げもなく大声を張り上げ、社員と言い争いになり、、、
「こんな組織は絶対に良くない!」とお叱りを受け、
組織やチームについて考える日々が続いていました。
しかし、悩みは人の成長に大きく貢献してくれます!
そんな悩み多き、32歳のおっさんは運命的な出会いを果たします!
悩みとの出会い、
さらに運命的な出会いにたどりつくきっかけをくれた社員に感謝です!
ところで、誰に出会ったのか?
熊本大学名誉教授 吉田道雄先生です。
先生の講演を拝聴する機会があり、その講演の中で吉田先生が話されていた働きやすい職場づくりについての話の中で
「集団力学(集団が個人にどのような影響を及ぼすか)」
について話をされていました。
集団力学
(Group dynamics;グループ・ダイナミクス)??
名前に一目惚れしました。
集団力学とは
集団における人々の思考や行動等を研究する学問領域とされています。
詳細はこちら
「人間理解のグループ・ダイナミクス」 吉田道雄 著
「実践的リーダーシップ・トレーニング」 吉田道雄 著
その本にはこのように記されていました!
どのような集団に属すかによって個人の行動や意思決定が大きく変わる。
というのです!!何という衝撃的な言葉!
集団はそれだけで「力」をもつ
人はそれぞれ意見や考えをもち、それにもとづいて行動しているように見える。しかし、人間は思ったほど自由ではなさそうだ。「集団」が個々人の意見や考えに大きな影響を与えるからである。
集団による圧力
仕事をしていて、当たり前のようにやらなければならないと分かっていることが実践されていないことがある。それはどうしてだろうか?
個人の能力不足?
個人が意図的に仕事をサボったため?
・・・それはもしかしたらその個人が意図した行動ではなく集団圧力によるものなのかもしれません。
このように捉えた場合、この問題を解決する方法その個人を叱るというよりは集団に変化をもたらす必要があるかもしれません。
集団圧力では集団の力が人へ否定的な影響を与える側面が目立っている。
しかし、集団のマイナス面だけ見ていてはその力を生かすことはできない。
集団が個人へ与える影響力は当然プラスの方向にも活用できる。
「集団規範」という視点での影響力
集団規範とは集団のメンバーが行動したり、判断したりする際の基準である。メンバーの常識ということもできる。
私たちはこの集団規範というものを意識下・無意識下に関わらず集団の中での行動や態度を評価しているのである。そんな中で規範から外れた行動をすると、何となく落ち着かない。また他のメンバーに悪いことをしたような気持ちになる。集団の方も個人に対して規範に従うようなんらかの圧力を加える。
このようにしてその集団規範は個人の悪習を正す力をも持つのである。
その意味でプラスの規範を作り上げることは、集団にとって重要な課題となる。
個人の力を引き出す集団と個人の力を閉じ込める集団であれば当然だが個人の力を引き出す集団に属したい。
そして、何らかの組織を管理する人であれば当然、前者を目指したくなるのではないでしょうか?
集団の中の個人。
個人の意思決定に多大な影響を及ぼす集団。
集団力学を学ぶことは集団に属したときの個人の行動の理解を深め、より良い人間関係を築くことができると同時にチームや組織、集団の力を最大限に高めることにつながる。
少なくとも私は私自身の組織の悩みの解決策を見出せたように感じます!
そこで!
講演終了後、
すかさず挨拶に行き、天草で講演を開催していただくようお願いしてみたところ、、、
「私はYES MAN ですから」と、すぐに承諾いただきました!
ということで!
集団力学を長年研究され、実践的リーダーシップトレーニングを数多く実践されてきた
熊本大学名誉教授 吉田道雄 先生 をお招きして
「実践的リーダーシップトレーニング・3日間コース」
in AMAKUSA
を開催いたします。
組織づくりやチームづくりに悩む管理職の方や経営者の方にとって新しい視点を学ぶことができるものと思います!
また詳細まとまり次第ご案内させていただきますので、
乞うご期待!
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小川知己