先日、7~8年ほど前に見た映画を観る機会がありました。
その映画は『バタフライエフェクト』という洋画です。
この映画は´バタフライ効果´という考え方・理論を題材にして作られていますが、
この考え方が面白いので紹介したい思います。
´バタフライ効果´とは・・・
「全く関係のない事象に対するほんのわずかな影響ですら、別の場所、別の時に予想だに
しない多大な結果をもたらし得る」という理論です。
ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきが、テキサスに嵐を引き起こすか?という予測可能性を表
すそうです。
突拍子もない考え方ですが、ないとも言えないのが現実だと思います。
歴史上での出来事でもバタフライ効果が影響したという事例があるそうなのでご紹介します。
事例1)
1928年、フレミングにより発見された「ペニシリン」ですが、バクテリアの培養に使って
いた実験の容器を、几帳面な同僚たちとは違い、フレミングは不潔にも2~3週間放置して
いたそうです。そこで発生していたカビをヒントに「ペニシリン」が発見されたそうで
す。この「ペニシリン」が、世界初の抗生物質であり、その後医療の発展に大きく貢献し
ました。
もし、フレミングが几帳面で他の同僚と同じように仕事をしていたら医療の発展は大きく
遅れていたかもしれないという事例です。
事例2)
1905年、ウィーンで画家を目指していた少年がいました。
その少年は美術学校を受験するも不合格、またその翌年に再度受験しますが不合格となっ
てしまいました。その少年はその後、夢を諦め軍隊に入り出世していきます。
そして・・・少年はドイツ軍で最高権力を手に入れ、ユダヤ人の大量虐殺という歴史を残
してしまうことになります。
この少年が、あの有名なアドルフ・ヒトラーです。
このように些細な出来事が、後に大きな結果に繋がるということもあるそうです。歴史上
の例を二つ紹介しましたが、世の中にはこういうことがたくさん溢れているかもしれませ
ん。このような考え方・価値観を持っていると、日常の些細なことにも意味があり、無駄
なものなんてないのかも・・・
道端に落ちているゴミを一日一つ拾うと、十年後には絶滅の危機にさらされている動物た
ちが救われるかもしれない、なんてことも考えられます。
ポジティブな考え方をすると、自分の行動の一つ一つが明るい未来に繋がっているかもし
れません。
冒頭で紹介した『バラフライエフェクト』という映画は、二度観ても面白く、少し切ない
恋物語のような感じになっています。
興味がある方は是非観てみて下さい♪
リハステーションRICHE/武部
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