先日福岡に行く機会があり博多駅を歩いていた時に、ふと、ある利用者さんの事を思い出しました。ご主人の仕事の関係で、一緒に新幹線で博多駅に行かれたとのこと。そこであの人混みの中を歩き、エスカレーターの上り下りをされ、長い横断歩道も渡られたとのことです。
最近だけでも2度行かれたとお話しを伺っていますが、初め聞いた時は驚きました。普段見せて頂いている体の状態からは想像が出来なかったからです。
たまにこのような状況を経験します。
こちらが思っている以上の能力を持っておられる利用者さんは、おそらく多いのではないかと。いかにその方の体の状態や生活の、ほんの一部分しか見えていないかを痛感する時です。
私達リハスタッフは「良くしたい」という思いから、どうしても今出来ない部分にばかり目を向けてしまいがちです。しかし、リハビリが必要と思われる体の状態であっても、実は出来る事はたくさんあります。その様な部分にもしっかり目を向け、視野を広げ、その方の生活や人生にとって大切にされている部分のお手伝いを、少しでも出来ればと考えさせられる出来事でした。
たまたま通ったら山笠祭りがあってました!
訪問看護リハステーションRICHE 西山
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