お世話になっております。
先日(11月20日)、天草地域医療センターで行われた栄養フォーラムへ参加してきました。
「認知症の摂食障害のリハビリテーションと栄養管理~食べてもらえないとき、あなたはどうする?~」
というテーマで、沖縄メディカル病院 副院長 金城大学 客員教授 吉田貞夫先生を講師として招かれていました。
講師の吉田先生のユーモア溢れるお話は、非常に興味深くあっという間の90分でした。
今回のお話をお伺いして自分が特に大切だと感じたのは、「認知症の方へ栄養サポートを行う上で、その方の予後を左右するのは関わる自分達である」というお言葉でした。
以下は例として話された内容です。
何らかの要因で開口できない方がいらっしゃった時、サポート側は口まで食べ物を近付けても開口されないので経口摂取困難と判断
→アプローチ次第で経口摂取出来る方の可能性を奪ってしまう
→経管栄養等の非経口的処置での対応
「開口がないから食べたくない」と判断する前にその方がどうして開口されないのか、その原因を試行錯誤(アセスメント)していく事の必要性を改めて認識する事ができました。
他にも、実際にNST(栄養サポートチーム)が関わる事で摂食障害が改善したデータ等も提示され、何より栄養評価の重要性についても話されました。
写真は、簡易栄養状態評価表(MNA)と呼ばれる物で、今回吉田先生がご紹介されていたスケールになります。今後の訪問業務の中で是非利用させて頂きたいと思っております。
以上、最近懸垂にハマっている訪問看護師 平井でした‼
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