「第13回ホームケア研修会〜高齢者向け住まいの看取りについて〜」
に当事業所スタッフ3人で参加してきました。
講師は株式会社シルバーウッド代表取締役 下河原 忠道 氏でした。
下河原氏は首都圏を中心にサービス付き高齢者向け住宅やグループホームを運営しておられ、またVRを使うことで認知症のある方にとって世界がどのように見えているのか、また周囲からどのように扱われているのかを誰でも体験することができる「VR認知症プロジェクト」を発足され全国各地で講演会を開催されています。
今回の研修会でも認知症体験ができるVRを50台持ってきて頂き体験してきました!
その時の様子
(スタッフの稲田はキャーキャー叫んでいました笑)
VR体験によって認知症の方の見え方、考え方が少し理解できたように思います。
皆さんの周りにこんな方は居ませんか?
・デイサービスの送迎車から怖くてなかなか降りられない
→もしかしたらその方はビルの上から飛び降りる情景が見えているかもしれません。もしそうだとしたら安易に「大丈夫ですよ~、せーのっ!」や「早く降りましょう!」の様な声掛けは当事者にとってはとても酷な言葉かけになっているかもしれません。
・「あそこに人が立っている!」、「ケーキの中から虫が湧き出て気持ち悪くて食べれない!」と幻視がある
→レビー小体型認知症の幻視
ははっきり、くっきりと見えています。これは大変驚きました。ですのでその方に対しては、何が見えているのかを興味深く聞くことが大切だそうです。また怖い物だけが見えるのではなく美しい情景が見えることもあるそうです。当事者の話しによると、「近視や遠視を身近に感じているのと同じように幻視も考えてもらいたい」とのことでした。
また「看取り」についてのお話も聞かせて頂きました。
我々専門職が「看取り」に関する知識を持ち、患者さまやそのご家族にもしっかり説明や提案が出来ることが大切だと感じました。
とても学びの多い研修会に参加出来良かったです。NPO法人つなぐの代表理事の倉本先生を始めスタッフの方々ありがとうございました!
訪問看護リハステーションRICHE 木崎拓真
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