2018年12月10日月曜日

「あまくさ♡認知症を地域で支える会」の研修会に参加しました

天草地域の住民が認知症になっても住み慣れた地域で尊厳を持って暮らし続けることができるように保健・医療・福祉・行政等の専門職が主体になって地域認知症サポートづくりの拠点となる活動をおこなっている、あまくさ♡認知症を地域で支える会(以下、ハートの会)。
私はこの会に3年程前から入会しています。
現在は情報発信班に所属し、認知症に関する様々な情報を盛り込んだ情報紙を定期的に発行するお手伝いをしています。
先日ハートの会の研修会が開催されましたので参加してきました。
研修会の内容は、認知症のある方に対してどのような関わりが大切なのかについて実際の事例を通して多職種で検討する、いわゆる「事例検討会」でした。
ハートの会には「寸劇班」が存在し、寸劇で認知症をPRする活動を行っています。
今回は寸劇班のメンバーの方々が事例を寸劇にて紹介されました。その寸劇のクオリティーは圧巻でした。
事例の詳細は省略しますが、その事例に関わる方々の様々な取り組みに感心したり、現在の課題などについて多くの職種で検討しました。
自分は理学療法士として利用者様宅へ訪問し、ご自宅でリハビリを行ったり、介護予防の必要性について地域の方へお話しさせて頂く機会があります。その経験をもとに事例に対してどのような事が必要になってくるのかを意見しましたが、その中で実感したこと、それは
「自分だけの知識や考え方だけでは、その方が真に望む生活を支えることは難しい。。。」です。認知症のある方はもちろん、その方を支えるご家族の思いも尊重し、我々地域を支える専門職が知恵を出し合い垣根を越えた関わりを持つことの重要性を再認識しました。自分の知識の無さを実感したと同時に、社会課題となっている認知症の問題は地域全体としての問題ととらえ多くの方の関わりが必要であると思いました。
これからも認知症になっても住み慣れた地域で尊厳を持っていきいきと暮らしていける天草の実現へ向けて微力ながら協力していきたいと思いました。
もしハートの会にご興味がある方がいらっしゃればお声掛けください!



訪問看護リハステーションRICHE 木崎拓真

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